為替手形③

簿記3級対策講座

2014年05月03日 17:32

前回、為替手形の仕訳をするにはポイントがあることを解説しました。

見逃した人は過去記事を見てください
   ↓
2014/04/06










では、今日は為替手形の続きです。
為替手形の取引は、立場によって仕訳のパターンが決まっているので、次のパターンを覚えましょうということでしたね。

自分が為替手形を
 振り出した  仕入or買掛金 **** / 売掛金 ***
 受け取った  受取手形 *** / 売上or売掛金 ***
 引き受けた 仕入or買掛金 **** / 支払手形 ***

問題1
那覇商店は、浦添商店へ買掛金1,000円を支払うため、売掛金のある得意先名護商店宛ての為替手形を振り出した。




解答
 買掛金 1,000 / 売掛金 1,000

問題文に「為替手形を振り出した」とあります。これが自分の立場を表す文章です。
なので、自分が為替手形を振り出した場合は

 仕入or買掛金 **** / 売掛金 ***

でしたね。この仕訳パターンに合わせると簡単に解答できます

問題2
浦添商店は、那覇商店へ商品2,000円を売り上げ、代金は、那覇商店振出、名護商店引受の為替手形で受け取った。





解答
 受取手形 2,000 / 売上 2,000



問題文に「為替手形で受け取った」とあります。これが自分の立場を表す文章です。
なので、自分が為替手形を受け取った場合は

  受取手形 *** / 売上or売掛金 ***

でしたね。この仕訳パターンに合わせると簡単に解答できます


問題3
名護商店は、仕入先那覇商店より同店に対する買掛金3,500円につき、同店振出、浦添商店受取、名護商店宛の為替手形の引き受けを求められたので、これに応じた。



解答
 買掛金 3,500 / 支払手形 3,500


問題文に「為替手形の引き受けを求められたので、これに応じた」とあります。これが自分の立場を表す文章です。
なので、自分が為替手形を引き受けた場合は

 仕入or買掛金 **** / 支払手形 ***

でしたね。この仕訳パターンに合わせると簡単に解答できます


どうですか?問題文が複雑だったり、難しい用語などを使われたりなどありますが、自分の立場さえ読み取れれば問題を解くことができます。
上記の仕訳パターンをまだ、覚えてない人はしっかりと覚えておきましょう。
為替手形を克服することが合格への近道です。がんばりましょう。



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