簿記は仕訳が命③
2013年04月15日
仕訳の解説③です
ポイント2の続き
前回、貸借対照表(B/S)のボックス図の書き方と使い方を解説しました
みなさん、どうですかボックス図は書けるようになりましたか?
まだという方、仕訳を覚える前にボックス図を書けるようになりましょう!
なぜかというと、これからどんどん問題にチャレンジしていきます。そのときに
ボックス図をイメージできると必ず問題が解けちゃう!優れものだからです。なので、勉強の初期段階でしっかりと押さえることが今後の理解度に繋がります。がんばって覚えましょう!
それでは、今日は損益計算書(P/L)のボックス図の解説に入ります

まずは、ボックス図の見方からです
B/Sの見方とまったく同じです。なので、このボックス図は増加分だけを描いたものです
中心から左が借方で右が貸方です。借方に費用と当期純利益、貸方に収益が配置されてます
損益計算書(P/L)はお金が増減(増えたり減ったり)した理由を書くものだと思ってください
お金が減ったということはお金を使ったということですよね。いわゆる費用がかかったということになります
お金が増えたということはお金をもらったということですよね。いわゆる収益が上がったとなります
その収益から費用を引いたのが(もらったお金から使ったお金を引く)が当期純利益(もうけ)となります
たとえば
商品を現金100円で仕入れました
という取引があったとしましょう
仕訳ではこう書きます
仕入 100 / 現金 100
です
商品を仕入れるときはお金を払いますよね。ってことは現金が減ったことになるので資産の減少として現金100を貸方に書きます
(前回解説しましたね。まだ解説を見てないという人はこの記事を見てください)
↓
)
つぎに、なぜ、現金が減ったの?という理由を書きます
現金100が減った理由は商品を仕入れたからですよね
ってことは仕入れの費用がかかったという意味ですから、費用がかかったときは借方でしたね。なので、借方に仕入100と書きます。ちなみに、商品を仕入れたときは「仕入」という勘定科目を使います(覚えてね)
つぎの問題
商品が現金150円で売れた
この仕訳はこうなります
現金 150 / 売上 150
です
商品が売れたということはお客さんは代金を払いますよね。ってことは
お店にお金が入ってきた(いわゆるお金が増加した)ということですよね
なので、現金(お金)という資産が増えたので借方に現金150と書きます。つぎに、なぜ、現金が増えた?の理由です。それは商品が売れたのでお金をもらったからですよね。ってことは、お金が増えた理由は収益が上がったからとなります
よって、収益が上がったときは貸方でしたね。だから売上150と書くわけです
ちなみに、商品が売れたときは「売上」という勘定科目を使います(覚えてね)
ポイント3
問題文を結果とその理由に読み分けよう!
分かるところから仕訳を書いていこう!
結果とは、何が増えたもしくは減ったかです。たとえば、上記の問題で仕訳の仕方の流れを解説すると
「商品が現金150円で売れた」ですよね。
まず、何が増えたかもしくは減ったかを問題文から読み取ります
すると、「現金が150円増えた」と読み取れます
現金という資産が増えたので、借方に現金150となります
この時点で解答用紙に
借方
現金 150 /
と書きます
次に現金が増えた理由を問題文から読み取ります
なぜ、現金が増えたかというと「売上が上がったから」となるので、相手側の空いてるところに理由を書いていきます
借方 貸方
現金 150 / 売上 150
このようにして一気に仕訳を考えるのではなく、まず最初に問題文の結果を解答用紙に書いてそのあとに理由を書くというようにすると、難易度が上がった問題でも解答できるはずです
仕訳が苦手の人は、問題文を読んで借方と貸方を両方いっぺんに考えてしまいます。そうではなく、最初に仕訳は「パズル」と言ったように分かる所から埋めていく、そうすると埋めたものの理由を空いてるとこに書けば良いのです。そう考えるとかなり楽になりますよ。実践してみてください
今日はここまで!続きは次回とします
今回のポイント
仕訳はパズルのように分かる所から埋めていくこと
結果を埋めたら、相手側は必ず理由を書くこと
H25.6月日商簿記3級対策講座を那覇市で開催します→第134回日商簿記3級対策講座
ポイント2の続き
前回、貸借対照表(B/S)のボックス図の書き方と使い方を解説しました
みなさん、どうですかボックス図は書けるようになりましたか?
まだという方、仕訳を覚える前にボックス図を書けるようになりましょう!
なぜかというと、これからどんどん問題にチャレンジしていきます。そのときに
ボックス図をイメージできると必ず問題が解けちゃう!優れものだからです。なので、勉強の初期段階でしっかりと押さえることが今後の理解度に繋がります。がんばって覚えましょう!
それでは、今日は損益計算書(P/L)のボックス図の解説に入ります

まずは、ボックス図の見方からです
B/Sの見方とまったく同じです。なので、このボックス図は増加分だけを描いたものです
中心から左が借方で右が貸方です。借方に費用と当期純利益、貸方に収益が配置されてます
損益計算書(P/L)はお金が増減(増えたり減ったり)した理由を書くものだと思ってください
お金が減ったということはお金を使ったということですよね。いわゆる費用がかかったということになります
お金が増えたということはお金をもらったということですよね。いわゆる収益が上がったとなります
その収益から費用を引いたのが(もらったお金から使ったお金を引く)が当期純利益(もうけ)となります
たとえば
商品を現金100円で仕入れました
という取引があったとしましょう
仕訳ではこう書きます
仕入 100 / 現金 100
です
商品を仕入れるときはお金を払いますよね。ってことは現金が減ったことになるので資産の減少として現金100を貸方に書きます
(前回解説しましたね。まだ解説を見てないという人はこの記事を見てください)
↓
2013/04/12
つぎに、なぜ、現金が減ったの?という理由を書きます
現金100が減った理由は商品を仕入れたからですよね
ってことは仕入れの費用がかかったという意味ですから、費用がかかったときは借方でしたね。なので、借方に仕入100と書きます。ちなみに、商品を仕入れたときは「仕入」という勘定科目を使います(覚えてね)
つぎの問題
商品が現金150円で売れた
この仕訳はこうなります
現金 150 / 売上 150
です
商品が売れたということはお客さんは代金を払いますよね。ってことは
お店にお金が入ってきた(いわゆるお金が増加した)ということですよね
なので、現金(お金)という資産が増えたので借方に現金150と書きます。つぎに、なぜ、現金が増えた?の理由です。それは商品が売れたのでお金をもらったからですよね。ってことは、お金が増えた理由は収益が上がったからとなります
よって、収益が上がったときは貸方でしたね。だから売上150と書くわけです
ちなみに、商品が売れたときは「売上」という勘定科目を使います(覚えてね)
ポイント3
問題文を結果とその理由に読み分けよう!
分かるところから仕訳を書いていこう!
結果とは、何が増えたもしくは減ったかです。たとえば、上記の問題で仕訳の仕方の流れを解説すると
「商品が現金150円で売れた」ですよね。
まず、何が増えたかもしくは減ったかを問題文から読み取ります
すると、「現金が150円増えた」と読み取れます
現金という資産が増えたので、借方に現金150となります
この時点で解答用紙に
借方
現金 150 /
と書きます
次に現金が増えた理由を問題文から読み取ります
なぜ、現金が増えたかというと「売上が上がったから」となるので、相手側の空いてるところに理由を書いていきます
借方 貸方
現金 150 / 売上 150
このようにして一気に仕訳を考えるのではなく、まず最初に問題文の結果を解答用紙に書いてそのあとに理由を書くというようにすると、難易度が上がった問題でも解答できるはずです
仕訳が苦手の人は、問題文を読んで借方と貸方を両方いっぺんに考えてしまいます。そうではなく、最初に仕訳は「パズル」と言ったように分かる所から埋めていく、そうすると埋めたものの理由を空いてるとこに書けば良いのです。そう考えるとかなり楽になりますよ。実践してみてください
今日はここまで!続きは次回とします
今回のポイント
仕訳はパズルのように分かる所から埋めていくこと
結果を埋めたら、相手側は必ず理由を書くこと
H25.6月日商簿記3級対策講座を那覇市で開催します→第134回日商簿記3級対策講座
Posted by 簿記3級対策講座 at 11:31│Comments(0)
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